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顎運動の調和が虫歯や歯周病の予防、全身の健康にとても大切だと言う事は一般的にあまり知られていません。顎運動の調和と言うのは、顎の動きが偏らないと言う事です。これは歯が周囲の粘膜組織と調和していないと出来ません。

歯が頬、舌、唇などの運動を邪魔しないニュートラルな位置から、はみ出した位置に萌出すると、周囲の粘膜組織と摩擦を生じますから、その刺激を回避するように反応して動きます。

偏った動きをします。偏った動きをすると、よく使う側の歯に負担がかかって、痛みます。そして、歯が無くなると、顎がさらにずれていきますから、身体のバランスがさらに崩れて、身体に負担がかかり、健康に影響していきます。歯の健康と身体の健康は繋がっています。歯の健康を保つためには歯と口腔の調和が大切なのです。

顎のずれがその人の咬み方を決定し、その人の咬み合わせを作っていきます。顎のずれの為に、顎運動が正常に機能せずに、片咬みになったり、噛みしめたり、歯ぎしりをしたりして、虫歯、歯周病、片頭痛の原因を作っていきます。

顎のずれは、歯とその周囲の口腔粘膜との不調和から起こります。歯が萌出する時に正常な位置から、はみ出て萌出すると、頬や舌や唇の粘膜と摩擦を生じます。粘膜は感覚が非常に鋭敏なので、その刺激を避ける様本能的に顎を動かします。そのために、ある人は顎が右に逃げる。そして右咬み一辺倒になる。ある人は左に逃げる。そして左咬み一辺倒になります。結果、よく使っている側の歯が負担過重になり、壊れたり、動揺したり、知覚過敏になります。

このような顎のずれの為に起こる歯科的な現象を、専門用語で顎偏位症と言います。このような顎運動機能不全症の原因を探し、除去する事で、顎運動を改善し、歯科疾患を予防し、全身の健康を回復していくことを目的とするのが顎運動機能回復治療です。

顎のずれの原因を探す検査にはOリングテストと言う検査で行います。詳しくは治療の最初にご説明します。治療の前に、顎模型の制作、カウンセリングを行います。治療上、問題の歯の形態修正の為に、削る事が多いので、あくまでも了解をしていただいた上の自費治療になります。

これまで、歯の咬み合わせの変化が身体にも変化をもたらすと記しましたが、逆もまた然り、身体の変化や他の部位の関節（足首、ひざ、股関節、仙腸関節、手首、ひじ、肩鎖関節、胸鎖関節など）の変化が顎関節、関節としての歯にも伝わり、歯の咬み合わせに影響を与えることがあります。

そのため、奥歯に負担がかかって、歯が浮いたり、しみたり、欠けたり、歯茎が腫れたりといった症状がおこります。この場合は、歯のみをいくら治療しても、その症状は改善されません。原因となっている部位を調整して、変化を少しずつ改善していきましょう。

人間の身体は大きなコンピュターのような非常に繊細な電気システムのようなもので、身体に合わない波動の電磁波を出す金属のような物質が中に入ると、その影響を受けて身体のシステムの機能が悪くなるためと、推測しています。

身体に合わない金属を身体に合った金属やセラミックに入れ替えると、症状が消失することもあり、当院では身体に合った素材をおすすめしています。

参考文献

「歯とからだ」・「顎偏位症」

「未来医療О―リングテスト、大村恵昭博士の半生記」

「O-リングの驚異」

「咬合のマジック　論より証拠」

「歯科からの医療革命」

「子供の歯並びと咬み合わせはこうして育てる」

「口の中に潜む恐怖」

「有害重金属が心と体をむしばむ」

「重金属」体内汚染の真実

「告発、電磁波公害」

「電磁波の正体と恐怖」

「噛み合せが教える健康の秘訣」

「からだの不調は、口の中を疑え」

市波治人　著（径書房）

児玉浩憲　著（医道の日本社）

新井基夫　著（祥伝社）

藤井佳朗　著（デンタルダイヤモンド社）

藤井佳朗　著（現代書林）

林 晋哉 ・ 林 裕之　著（詳伝社）

ダニー・スタインバーグ著（マキノ出版）

大森隆史　著（東洋経済）

大森隆史　著（東洋経済）

松本建造　著（緑月出版）

小山寿　著（KAWADA夢新書）

佐伯　健太郎　著（メディア・ポート）

奥田恵美　著（経営者新書、幻冬舎）