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院長日記

難聴
2008/06/24

顎の関節と耳はすぐ近くなので、顎の関節がずれると、耳の内耳や三半規管が圧迫されて、聴覚障害や平衡障害が起ります。(コステン症候群)顎の関節のずれは、咬み合わせにずれがあるということですから、咬み合わせのずれの調整をすることで、改善されます。
耳鳴りや耳の具合が悪く、耳鼻科の治療でなかなか改善が見られないときは、咬み合わせに問題があると思っていいと思います。

A.K.A
2008/06/19

整形外科の治療方法のひとつにA.K.Aと呼ばれる関節の運動を利用した全身調整方法があります。詳しくは、日本関節運動学的アプローチ研究会(理事長、博田節夫)を参照されて下さい。このA.K.Aの関節を調整することによりかみ合わせの調整をすることがあります。
咬み合わせは顎の運動で生まれますから、顎関節がずれると、顎の運動が変化し、咬み合わせが変わります。この咬み合わせの変化によって、歯に無理なあたりができて、歯がしみたり、歯ぐきが腫れたり、咬合痛が出たりします。この時、手や足の関節のずれが原因で顎の関節のズレが起っている場合があります。その時、A.K.Aで手や足の関節を調節すると、歯の咬み合わせの調整をしなくても、歯の痛みがとれます。歯と体は骨や筋肉など通して一つにつながっているからです。

歯とからだ
2008/05/22

福井の市波治人先生に「歯とからだ」(こみち書房)という名著があります。その本では、歯が体と見えない糸でしっかりと結ばれていることが、多くの臨床例で紹介されています。たった1本の歯の治療で問題がおこると、それが原因で咬み合わせが変化し始め、体のいろいろな箇所に痛みやシビレなどの症状がでてきます。内臓にも変化が起こって来ます。しかし、それが歯の治療に原因があるとは、ほとんどの人が気がつきません。そのような話を聞いたことも、教えられたこともないからです。その根本の原因は、現在の医学、歯学の教育にあります。大学の教育では、医科と歯科は別れて、全く別のシステムで行はれており、歯と体の関係が全くといいほど、研究も教育もなされていないからです。つまり、歯と体が密接に関係していることをほとんどの医者や歯医者が知らないからです。そういう状況で一番苦しんでいるのは、歯の治療の為に、体の調子が狂って体調が悪くなった人達です。そういった人達は、今のところ、ほとんどの病院では、治療できないからです。このあたりの、何故そうなのか、ということについては、以前、この院長日記でも、紹介しました、前東京大学医学部教授
朝永正徳先生の「歯の咬み合わせを軽視するなかれ!」(日経ビジネス。1989,11,13)をどうかお読みになって下さい。歯と体が密接に結ばれていることを知ってから、私は、治療においては、その人の顎位を狂わせないように、最大の注意を払って治療させていただいています。歯の治療をなされる人も、たとえ1本の小さなムシ歯の治療でも安易に考えてはなりません。早く、安く、適当に、などと安直に思ってはなりません。癌や心臓の治療をするのと同じように考えていただきたいと思います。歯をいじることは体をいじることと同じだからです。

歯の咬み合わせ
2008/04/16

歯の咬み合わせと体とは目に見えない糸のようなもので一つにつながっています。歯をいじることは、即、体をいじることになります。歯を不用意にいじると、即、体に影響が出ます。現在の医学では、歯と体の関連については、全く研究も教育も行はれていないので、歯の治療が体に及ぼす影響はほとんど問題にされていません。穴があいたところを詰めたり、入れ歯をつくることは、歯科医の仕事の一番大事なことではありません。歯科医の仕事で一番大事なことは、診査と診断をするということです。何が原因で歯がムシ歯になり、欠けて無くなって行ったか、と言うことを調べ、これから先、そうならないようにするにはどの様にして行ったらよいかを考え、体にとって負担にならず、より健康になっていく治療を考えることです。
オーリングテストで咬み合わせのうまくいっていない箇所をほんのわずか調整すると、それまでの体の不定愁訴がたちどころに無くなっていくのを見ると、歯をいじることの体への影響の大きさに驚かされます。歯の治療はくれぐれも慎重に行はれるべきです。歯と全身は一つの目に見えない糸でつながっているのです。

歯周病
2008/03/27

歯周病は一般に歯槽膿漏とも言われ、歯ぐきが腫れて、歯が動揺して来る歯ぐきの慢性炎症です。口腔内の細菌の清掃が有効ですが、安定した咬み合わせを回復する事が特に、大切です。乱れた咬み合わせを何とかしてバランスのとれた咬み合わせにしょうとして、邪魔な歯を除こうとする、からだの反応だからです。
調整をして、咬み合わせの安定が出てくると、歯がしっかりしてきます。咬み合わせが悪いから、歯や歯ぐきに負担がかかり、腫れや動揺が出てくるのです。そして、その原因は、たいてい、動いていない歯の咬み合わせにあります。ムシ歯もそうですが、口の中の病気のほとんどが、咬み合わせの不調和が、その根本原因であるといっても過言ではありません。

顎関節症
2008/02/18

顎関節症候群は顎の関節の痛み、音、ガクガクした動きなどの症状を言います。顎関節は仙腸関節(仙椎と腸骨の靭帯関節)と連動していますから、仙腸関節のの状態も調べないとその調整はできません。そこで、次に問題になるのが、その仙腸関節のずれがどこから来たものか、と言うことです。そのずれの原因の大きなものして二つ考えられます。一つは上行性のずれ、つまり重たいものなどを持って、足などの下からの力が原因で起こったずれによるもの。これは、仙腸関節の部分を調整することにより、顎関節の症状が消失、もしくは著しく改善されます。もう一つは、下行性のずれによるもの。これは、上の頚椎のずれが原因で下の仙腸関節のずれを引き起こしたものです。ここで歯の咬み合わせが関与してきます。咬み合わせのずれが頚椎のずれの原因の一つになっているからです。最近の研究で顎の動きの中心軸が第二頚椎の近くにあることがわかって来ています。実際、咬み合わせをうまく調整すると、頚椎が調整され、そして仙腸関節が調整され、顎関節が調整されて、顎関節の症状が消失もしくは著しく改善されます。このように、顎の症状を調べる時はそれが、上行性のものか、下行性のものか、その複合性のものか、その鑑別診断が重要です。

歯の矯正
2008/02/14

歯並びを良くしたいので、歯の矯正をしたいのですが、どう思いますか?というご質問を時々受けます。そのたびに、ご質問をされた方のお気持ちを思って、どのように話したらよいのか、いつも考えさせられます。見た目を良くしたい、というお気持ちは、当然理解できます。私も以前は、歯並びを良くすることに、何の違和感も、疑問もありませんでした。むしろ良いことと思っていました。長い間、そう思っていました。ところが、歯と体が一つのものになっていることを知ってから、歯をいじることが即、体をいじることになり、体に直接、大きな影響を及ぼすことが解ったのです。このことに気付いた時は、本当にショックでした。そして、以前のように、歯が削れなくなりました。歯と歯を連結するような治療ができなくなりました。そして、できるだけ、歯を傷つけないように、最小限に扱うことを心がけるようになりました。歯は体の一部ですが、体のあらゆる部分とつながっています。歯を扱うことによる、体への影響を考えると、歯を動かすこと等は、簡単に考えられないようになったのです。人間としては、体への対応は必要最小限にすべきだと、考えるようになりました。ですから、今は、矯正も、インプラントも、外科もやるつもりはありません。54億年かかって、人類を生み出してきた、サムシング、グレートなるものの深い知恵にたいして、畏敬の念をおぼえます。



肩こり
2008/01/24

肩こりは、腰痛と共に非常に普通に起ります。色々な治療をして来たにもかかわらず、なかなか改善しない時は、歯の咬み合わせに問題があると思っていいと思います。物を食べる時に働く筋肉は肩の肩甲骨ともつながっています。かみ合わせに問題が生じると、肩にも緊張が起ってきます。これが原因で慢性の肩こりを起こしていることが非常に多いのです。また、口の中に入っている金属が体に合わないために、咀嚼筋の緊張を引き起こし、肩こりが生じることもあります。下の顎はたくさん首の筋肉とつながっていますから、咬み合わせのずれによる、筋肉の異常緊張は体のいろいろな部位の筋肉や関節に影響して来ます。

不眠症
2008/01/11

不眠症の原因は一つではなく、たくさんありますが、その一つに歯の咬み合わせのズレがあります。歯の咬み合せがずれると、首の重心がずれるため、首のバランスを維持しょうと、首を支えている筋肉が緊張をせざるを得なくなります。この首の筋肉の緊張に連動して、背中の筋肉、腰の筋肉、腹の筋肉、手足の筋肉と全身の筋肉の緊張が起ります。夜、寝ている時も人は咬み合わせの運動をしているため、これらの筋肉の緊張が持続し、その為、なかなか眠ることができないのです。これが、咬み合わせが原因で起こる不眠症です。適切な調整によって、この不眠症は改善されます。

不定愁訴
2007/12/28

不定愁訴とは、原因がはっきりしない体の不調のことで、自律神経失調症とも言われます。歯の咬み合わせが悪いと、やはり自律神経失調症になりやすくなります。歯の咬み合わせがうまくいかないと、顎の位置が中心からずれるので、姿勢がゆがみ、背骨が湾曲し、腰椎、頚椎、骨盤などの関節がずれ、そこから出ている神経や血管を圧迫したり、引き伸ばしたりします。そのため、自律神経系や、感覚神経に症状が出やすくなります。咬み合わせを適正に調整して、長年の膝の痛みが無くなった。偏頭痛が無くなった。肩の痛みが無くなった。腰の痛みがなくなった。という人がたくさんおられます。不定愁訴の治療の一つとして、咬み合わせを検査、調整するのは有効な方法の一つだといつも実感しています。


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